コラム

軽量化してゆく屋根


阪神淡路大震災より以降、多くの建物が倒壊した教訓から
軽い屋根を施工する家が増加する傾向にあります。
屋根資材のメーカーでも、こうした軽量の屋根が幅広く取り扱われています。

以前は、粘土瓦による重い屋根が多くありました。
重厚感がある屋根として、いまでも根強い人気のある屋根ではあります。
ただ、こうした屋根は、建物に加わる力が大きくて、
家への負担がかかってしまうのは否めません。
地震の揺れに対して、影響を受けやすくなってしまうのも、否定できないのです。

こうして、屋根の軽量化が叫ばれ
軽い屋根材というのが出てくるようになったのです。

粘土瓦よりもかるい屋根材には、おもに次のようなものがあります。

①スレート屋根
セメントに繊維を混ぜ合わせた材質。薄くて軽く、塗装によって耐候性を持たせる。
10年程度で色あせが目立ち始める点が弱みか。

②金属屋根
寒冷地でよく使われる屋根材。つららがふぃちゃくしても損傷しにくい。
鋼板・銅板・アルミニウム板・ステンレス板などがある。
加工しやすく、施工性がよい。錆が発生するのが難点。

本来、屋根は魚のうろこのように重ね合わせて施工します。
それによって防水の役割を持たせるのですが、
最近、注目を集めるのは「アスファルトシングル屋根」です。
柔らかくて軽い基材で、曲面や複雑な形状の屋根にも施工が可能、地震に強いのが特徴です。

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